JCCO 日本クレジットカウンセリング協会

病気のため任意整理が滞って

相談者は50歳代の自営業男性。妻と義母の3人暮らしで、介入時には、本人は体調不良で通院中のため、妻のパート収入月額16万円での生活となっていた。

6年前頃に生活費補填のため借入れ、2年前に司法書士に依頼し、5社130万円余りを任意整理したものの、弁済中に義母が認知症を発症、妻の実家に居住すると同時に本人も体調を崩し、仕事が一切出来なくなり弁済不能となった。

その後、債権者から一括請求をされ、消費生活センターに相談したところ、当協会を紹介された。協会でのカウンセリングの結果、プール金は2万5千円を目標とし、5社に介入。相談者は、協会の介入により「精神的に楽になった。」と言い、医療費も3カ月後に半減、プール金の積立ても順調にできるようになった。

その矢先のこと、仕事をかけもちして頑張っていた妻が倒れてしまい、収入減が心配されたが、相談者が医師の許可を取って仕事を再開したため、110万円を48回払いで和解できた。現在は、本人も妻との2人3脚で完済に向けて意欲的に仕事をしている様子である。彼女の人生の転機に寄り添えた感がある。