クレジットやローンの借金返済、多重債務の解決は公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会にご相談ください。

JCCO 日本クレジットカウンセリング協会

やむを得ず自宅売却で

60歳代で1人暮らしのアルバイト女性。月10万円の収入で収支はトントン、消費者金融等5社に160万円弱の借金があり、その返済額が月4万円である。この他に税金滞納等が40万円余り。借金の原因は、引越し費用や生活費補填等である。

相談当時も任意整理中であったが、前職の退職が決定し返済が困難になってしまうことから、協会のバス車内広告を見て、今後の返済について相談してきたもの。

初回カウンセリングで5社に介入。当時は求職中で、その後に就職先は見つかったが、返済原資を積立てるほどの余裕はなかった。しかし相談者としては、亡母の絵画を大量に自宅に保有しており、それらの絵画を売却して返済原資としたいと希望していた。

絵画は、若干は売却できたものの返済額に到底及ばず、また、収入増加のため就職先の変更も助言したが、それも困難であったことから、家計見直しを助言しながら返済をどうするか相談者と一緒に考えていった。相談者に寄り添う中で、相談者の心の整理もできて、最終的には自宅売却で解決するという決断となった。

幸い自宅に買い手もついて、初回カウンセリングから14回目の1年9か月後、5社への返済額130万円余りについて一括返済による和解を提案し、4社とは契約締結、残り1社も契約書を取交し中の段階までこぎつけた。

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