JCCO 日本クレジットカウンセリング協会

低収入で借金が嵩み自転車操業に

30歳代、1人暮らしの独身男性。手取収入約20万円・支出18万円で収支差は約2万円。

卒業後に就職できずフリーター生活が続く。生活費不足を補うためカードを利用、借入残高が増え、自転車操業状態に陥った。1年程前に現在の会社で契約社員となり、安定した収入を得られるようになったため、生活の建て直しをしたいと考え、ホームページで知った当協会にカウンセリングを受けたいと相談した。

債務額は5社約140万円で、他に税金の滞納もあった。深夜勤務もあって通勤用バイクが手放せないとの強い希望があり、それがネックで任意整理は困難かと思われたが、家計カウンセリングを重ねて家計収支の見直しを図り、返済原資の捻出をすることとなった。

数回のカウンセリングを経て、家計簿を記入することにも慣れ始め、滞納している税金は役所と相談し分納を開始。通信料金も携帯電話プランの見直しで減額を実現。家計支出の節約が可能となった。

この頃から本人の心に余裕が生まれ、家計収支のコントロールができるようになってきた。仕事に対する姿勢も積極的になり、多少ではあるが、収入のアップにもつながった。

全社分割返済で和解が成立、遅れることなく返済を続けている。本人から「生活も安定して充実した毎日を送れるようになった。嬉しい。」との手紙が届き、担当者も彼の今後の人生にエールを送りたいと感じている。