JCCO 日本クレジットカウンセリング協会

着実な返済で希望の光が...

40歳代の男性。本人は初婚、妻は子連れの再婚。2人の間にも子供が生まれ、10歳になっていたが、ある日家に帰ると妻も子もおらず、机の上にクレジットカードが3枚残されていた。

数年前に派手な喧嘩をした時、勢いで離婚届を書いた。その後仲直りし、離婚届は破棄されたと思っていたが、妻はそれを捨てず、数カ月前に提出し受理されていたとのこと。

トレーラーの運転手で月40万円の収入は全てを妻に渡していた。クレジットカードの債務は4社約100万円。だが、債務はクレジットカードだけでなく、税金約80万円、家賃約60万円の滞納があった。しかも相談者の預金も引き出されていた。

債務額確定の間に先行して税金の返済を進め、年度内には滞納を解消、次年度には正常になるような計画が立った。返済は相談者の希望で、1社ずつ完済していくこととした。現在は、債務額の一番少ない信販会社との和解を残し、他は完済となっている。

一時は髪も抜け、生きている意味が無いなどと言っていたが、今では新しいパートナーにも恵まれ、1社残った債権者との和解を待ちながら、安定した生活設計を現実のものとしつつある。