JCCO 日本クレジットカウンセリング協会

転職を繰り返した果てに

50歳代の契約社員の独身男性。10数年前より幾つかの貸金業者からの借入れ・返済を繰り返していた。しかし、永年勤めた会社を辞めてからは転職を繰り返し、失業時の収入減による生活費補填で、毎月の返済額が10万円を超える状況に陥っていた。収入は17万円あったものの、借金が膨らみ過ぎてどうしたら良いか分からないと、消費生活センターからの紹介を受けて当協会に相談。

介入時の債務残額は、4社約3百万円であったが、高利で古くから借りていたため、引き直し計算の結果、残債務の最も大きい業者含め2社が過払いとなり弁護士を紹介、もう1社は債権債務不存在で、残る1社の債務額は26万円に減少した。

約4カ月にわたるカウンセリングでは、月3万円の返済原資がなかなか貯まらなかったが、毎月の返済額が大幅に減少し、3年の分割弁済で和解、現在、返済継続中である。

家計を見直したことで、パチンコや通販ショッピングも止めることができ、生活再建に向け、一歩踏み出すことが出来た。