クレジットやローンの借金返済、多重債務の解決は公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会にご相談ください。

JCCO 日本クレジットカウンセリング協会

妻の協力で、怪我も乗り越えて

40歳代の男性会社員、同居の家族はパート勤めの妻と子供2人。月収は約31万円、支出は約29万円である。1年半ほど前からクレジットカードで飲食や買い物を繰り返し、リボ払いで返済していたが、延滞が重なって消費生活センターに相談、協会を案内された。
過去にギャンブルが原因の借金を特定調停後に完済したとのこと。相談時の債務はクレジット会社1社70万円弱で、協会が介入することとなった。

ところが相談者は2回目のカウンセリングに来所せず、連絡がとれなくなった。手紙を送付したところ、妻から電話で「心配で協会から夫宛ての手紙を開けて読んだ。夫は、不満があると会社を辞めて家出してしまい、1週間経つ。協会に相談していることは聞いていなかった。」と連絡があった。心配したが5日後に相談者は無事に家に戻ってきた。後日のカウンセリングで相談者は「妻からは離婚という言葉も出た。」と話してくれた。

それから程なく新しい就職先が決まったが、相談者は、研修期間中に職場で怪我をして救急搬送され、休職することになってしまった。
傷病や仕事の成り行きを見守る状態が4カ月程続く中、「夫が信じられない。」と言うこともあった妻がカウンセリングに協会を訪れるようになり、家計表をつけて徐々に返済原資を貯められるようになった。また、相談者の傷も治って、職場復帰を果たし正社員となった。いよいよ生活も安定してきたのである。

債務は引き直し計算の結果約60万円余りになり、58回の分割払いで和解。和解時のカウンセリングには夫婦揃って来所し、「頑張って払っていきます。」と強い気持ちをこめて約束してくれたのが印象的だった。

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