クレジットやローンの借金返済、多重債務の解決は公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会にご相談ください。

JCCO 日本クレジットカウンセリング協会

家計の再建が励みに

40歳代の夫は会社員、30歳代の妻はアルバイト、子供との3人家族。収入は夫と妻の合計で月25万円。生活費補填のため、毎日の食品や日用雑貨を、支払いの目途もないのにカードで購入し、その返済に困って協会に相談。

今までも家計で足りない分を夫の親の援助で賄っており、今回も妻の債務も含め親に返済してもらうという話も出たが、「親に余裕があるわけではない。いつまでも親に援助してもらうのは気が引ける。このままでは貯金もなく子供の将来が心配。」という妻の言葉に、夫も「これを機会に自立できるように努力する。」と、夫婦で任意整理を決意した。

債務額は夫2社40万円余り、妻4社120万円弱、合計で約160万円。夫、妻とも介入し引き直し計算をしたが、物品購入のため債務額は計150万円余りと大きくは変わらなかった。

家計簿をつけるのは結婚後初めてとのこと、最初は赤字であったが、カウンセリングで支出項目ごとに細かな見直しをすることにより、3カ月経ったころから返済原資3万円が捻出できるようになった。家計簿をつける楽しさも話すようになり、家計も安定した4カ月目に、夫、妻とも5年の分割返済を債権者に提案し、和解することができた。

今後も家計簿をつけ家計管理を継続するよう伝えると、「通帳の中に貯まる返済原資が嬉しく、返済が終わればその返済原資が子供のための貯金になると思うと頑張れる。」と明るく話してくれた。家計簿をつける事の大切さを分かってもらえ嬉しく、また家計カウンセリングの意義を実感できたケースであった。


↑ このページの先頭へ